36人が死亡した京都アニメーション放火殺人事件から18日で5年となるのを前に、事件を後世に伝えるために遺族ら有志が設置した「志を繋ぐ碑」が公開されました。
公開に先立ち京都府宇治市の公園で式典が開かれ、遺族や関係者ら約90人が参加しました。
「志を繋ぐ碑」は、国内外から寄せられた祈りと支援への感謝を示す象徴として建てられました。
京アニのクリエイターがデザインし、死亡した36人をしのんで、36羽の鳥が羽ばたく様子が表現され、碑文には「私たちの途切れることのない未来への羽ばたき」と刻まれています。
(志を繋ぐ会・家族代表)「これからも京アニの作品が多くの人々の心に届き、亡くなったスタッフの思いが生き続けることを願っています」
事件のあった第1スタジオの跡地には、36人の名前を刻んだ非公開の慰霊碑が建立される予定です。