兵庫県芦屋市の小学校で、当時4年生だった児童がいじめを受け転校を余儀なくされたのは、学校側の対応が遅れたためだなどとして、保護者らが芦屋市に損害賠償を求める訴えを起こしました。
訴えによりますと、当時小学4年の女子児童が同級生から「死ね」「地獄に落ちろ」などのメールを見せられ、不登校になり小学5年の3学期に転校しました。
学校側が「重大事態」と認定したのはいじめ発覚後から約7ヵ月後で、保護者らは学校側が適切な措置を怠ったため被害が長期化し、転校を余儀なくされたなどとして市に540万円あまりの賠償を求めています。
(被害者の保護者)「娘だけがいろんなものを失って、苦しんで終わりってことになってしまって。後悔したくなかったので(提訴した)」
芦屋市は「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。