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寄贈された植物標本1万点以上「誤って廃棄」 中には絶滅危惧種も 奈良県立大学

ABCニュース 2024年7月22日 18時15分

 大学教授らで作る「奈良植物研究会」は、1950年以降に県内で採取された植物の標本1万739点を2001年に奈良県に寄贈しました。

 標本は県立大学の4号館の一室でロッカーに保存されていましたが、去年10月、建物の取り壊しのため中を整理した際に誤って廃棄されていたということです。

 標本の中には県の絶滅危惧種にあたる植物が1449点含まれていたといい、研究会は22日、県に抗議の申し入れをしました。

(奈良植物研究会・松井淳会長)「残念だったと済んでしまうのは違うのではないか。もうちょっとリスペクトがあってもいいんじゃないか」

 県立大学側は「事務局内で意思疎通ができていなかった」として、再発防止に取り組むと説明しています。

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