奈良県上北山村の大台ヶ原で23日夕方、崖下に男性が倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。
警察は22日から登山に向かい、行方不明になっていた男性とみて身元の確認を進めています。
警察によりますと、京都府木津川市に住む76歳の男性は22日、大台ヶ原を登るため、一人で山に入りましたが、夜になっても帰宅しないため、家族から遭難届が出ていました。
警察と消防が23日朝から捜索し、午後5時半ごろに牛石ヶ原付近の崖下にこの男性とみられる遺体が発見され、翌朝にヘリで吉野署に運ばれました。
男性は山登りが趣味で、大台ヶ原での登山について知人に「物足りないので上級者ルートに行きたい」と話していたということです。
警察は、男性が登山道を外れて歩くうち、崖下に転落したとみていて、身元の確認を進めています。