大阪府警は、大阪府に住む中国人の女性が、中国の公安警察になりすました人物に約３億円をだましとられる詐欺被害にあったと発表しました。
警察によりますと、大阪府内に住む４０代の中国籍女性は６月上旬から７月中旬にかけて、中国の警察官や検察官になりすました人物から「女性に逮捕状が出ていて、資産を調査する必要がある」などとウソを言われ、日本円と中国元で３３回にわたって合計約３億円をだましとられました。
女性は警察官などを名乗る人物から、女性の顔写真入りの中国の身分証明書のような画像を提示されたり、大阪市内の路上で関係者を名乗る人物から逮捕状のような書類も受け取ったりしたため、相手を信じてしまったということです。
約３億円の詐欺被害額は、２０２４年に大阪府警が認知した詐欺被害では最高額ということです。