大阪・心斎橋の宝飾店で7日に発生した強盗殺人事件で、容疑者の男が事件の3日前に中国から入国していたことが分かりました。
中国籍のホウ・ユボ容疑者(27)は7日昼過ぎ、中央区心斎橋筋にある宝飾店で高級腕時計を奪い、店員の弘中辰弥さん(30)の腹を刺して殺害した疑いがもたれています。
警察の調べに対し容疑を認めているということです。
その後の警察への取材でホウ容疑者が短期滞在のビザを利用して、事件の3日前に中国から入国していたことが新たに分かりました。
ホウ容疑者は事件の後、南海電鉄の特急「ラピート」を使って関西国際空港に逃走。
空港で逮捕された際、中国行きの航空券を所持していたということです。
また、警察は9日に弘中さんの司法解剖を実施。刺し傷の深さは約12センチにおよび、腹から脊椎の手前までに到達していたということです。
弘中さんの左腕には切り傷が見つかったといい、警察は弘中さんが身を守ろうとした際にできた傷とみています。