南海トラフ地震臨時情報が発表されてから15日で1週間です。政府は特段の変化が見られないことから、注意の呼びかけを終了すると発表しました。
和歌山県白浜町の白良浜海水浴場では再開にあたって海水浴場では避難経路を示した案内板を設置。さらに、利用客には避難場所を示したチラシが配られました。
(利用客)「正直一番の繁盛時なので難しかった判断だと思うが臨機応変にやっていただいたらいいんじゃないかと思う。こうやってプリントももらえたので避難経路の誘導は一応確認しながら楽しませてもらったらなと思っているのでよかったのかなと。」
8日、宮崎県沖の日向灘で発生したマグニチュード7.1の地震。震源地が南海トラフ地震の想定震源域だったことから気象庁は南海トラフ地震臨時情報の巨大地震注意を発表しました。
お盆前とあって観光地は大混乱。
和歌山の白浜町では臨時情報が発表されてからの1週間で宿泊のキャンセルなど5億円以上の損害が報告されています。
(ビーチ用品店 店主)「ビーチがクローズになると、うちは全く売れる物がないので、1週間休みました。」
(海の家オーナー)「仕入れもしている状態だったので、ちょっと厳しかったかなという感じです。正直なところ、自己判断でという形にはしてほしかったが、でも人の命が安全が第一なので、その気持ちもわからないことはないしというところではありました」
政府は15日、特段の変化を示す地震活動などは観測されていないとして注意の呼びかけを終了するとしましたが、地震や津波などへの注意は引き続き行うよう求めていく方針です。