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阪大病院 患者2人に抗がん剤を過剰投与 システムの不具合が原因 3日連続で2倍投与された男性は神経障害に

ABCニュース 2024年8月21日 22時33分

 大阪大学医学部付属病院は、患者2人に最大2倍の抗がん剤を過剰投与するミスがあったと発表しました。システムの不具合が原因だということです。

 大阪大学医学部付属病院によりますと、薬の投与のため導入していた「株式会社ユヤマ」のシステムでプログラムの不具合があり、1月から2月にかけて患者2人に抗がん剤を過剰投与していたことがわかりました。

 患者はいずれも60代の男性で、このうち一人には、医師が指示した量の約2倍の抗がん剤を3日間連続で投与したということです。

 男性は3月、過剰投与が原因とみられる高度の神経障害を発症し、その後がんが進行して死亡しましたが、病院は「過剰投与と死亡との因果関係はない」と説明しました。

 システムを開発した企業「ユヤマ」は投与量をチェックするプログラムを開発するなど、再発防止に努めるとしています。

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