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「加害者からも両親からもひと言の謝罪もない」神戸・高2男子殺害の遺族 損害賠償求め裁判 「監督する両親も責任とるべき」法廷で訴え

ABCニュース 2024年8月22日 12時41分

 14年前、神戸市で殺害された男子高校生の遺族が、殺人の罪に問われている「元少年」と両親に対し、損害賠償を求めた裁判で「監督する両親も責任をとるべき」と述べました。

 2010年、神戸市で、高校2年だった堤将太さん(当時16歳)が殺害され、当時17歳だった男に懲役18年の判決が言い渡されています。

 堤さんの遺族は、男の両親が監督する義務を怠ったなどとして、あわせて1億4800万円あまりの賠償を求めています。

 22日の口頭弁論で両親側は、男が「殺害に及ぶことを見通すことは難しく、監督義務違反はなかった」などと請求の棄却を求めています。

 堤さんの父・敏さんは意見陳述で「ひと言の謝罪もない」「訴訟費用も負担しなければならず、たくさんの被害者が苦しんでいる」と述べました。

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