京都北部に秋の訪れを告げる雲海が、京都府福知山市の鬼伝説の山、大江山の山間に広がりました。
雲海は、福知山市を流れる由良川から立ち上がる水蒸気が、深夜から未明にかけての冷え込みで、地上から約200メートル付近に霧が発生する気象現象です。
標高833メートルの大江山の八合目にある、鬼嶽稲荷神社の眼下には、山並みより低く垂れ込んだ雲海が広がり、日の出とともにオレンジ色に染まり刻一刻と色を変えていきます。
ゆっくりと流れる真綿のような雲海のコントラストが幻想的な雰囲気をかもしだし、秋の訪れを感じさせていました。
秋の風物詩の雲海は、11月中旬にかけ昼夜の温度差が大きい晴天の日によく発生します。