大阪の「ＩＲ」が２０３０年秋に開業することになります。
大阪府市と事業者が締結したＩＲの建設にかかる基本協定では、資金調達や土地整備などの条件が整わなければ、違約金なしで事業から撤退できる「解除権」が、事業者側に与えられていました。
解除権は再来年の秋まで行使が可能でしたが、関係者によりますと事業者が解除権を放棄する意向を固め、１０日にも大阪府市と事業者が方針を発表するということです。
今月末に準備工事に着手する予定で、２０３０年秋の開業はほぼ確実とみられています。
来年の万博をめぐっては、万博協会の会長らが会期中のＩＲ工事中断を求めていて、事業の継続を危惧した事業者が解除権を行使する懸念もありました。