「スタイルのよい女性の体を記録しておきたかった」。現職の警察官がそう話したといいます。
京都府警は１２日、２０代の男性巡査を性的姿態等撮影処罰法違反容疑などで書類送検しました。
性的姿態等撮影処罰法違反や京都府迷惑防止条例違反などで書類送検されたのは、京都府警下京署に勤務する２０代の男性巡査です。
男性巡査は市内の別の署で勤務していた去年１１月から今年３月、マッチングアプリやＳＮＳで知り合った４人の女性との性的な行為を盗撮し、勤務時間中に一部を自身のＳＮＳのいわゆる「裏アカウント」で投稿するなどした疑いがもたれています。
警察によりますと、今年５月に別の事案で巡査に聴き取りをした際、車のスマートキーの形をした小型カメラを持っているのが見つかり、その場で「盗撮をした」などと話したということです。
このカメラを詳しく解析したところ、４人の女性の盗撮動画や、阪急電鉄の車内で乗客の女性のスカート内を盗撮しようとする映像が見つかりました。
去年１０月ごろにネットで小型カメラを買い、盗撮を繰り返していたとみられ、捜査に対して巡査は「スタイルのよい女性の体を記録しておきたかった」、「性的な動画を投稿すると同じようなことに興味のある女性と知り合えると思った」などと話したということです。
また、マッチングアプリで知り合った女性には自ら「警察官だ」と明かしていたということです。
警察は男性巡査を１２日付けで停職６カ月の懲戒処分とし、巡査は依願退職しました。
京都府警はこの巡査が当時勤務していた警察署について、「巡査のプライバシーに関わる」などとの理由で取材に対して明らかにしていません。