紅麹サプリの健康被害問題をめぐり、再発防止策が公表されました。
17日の会見で小林製薬の山根聡社長は、再発防止策として品質と安全を最優先し、創業家に依存した経営から脱却すると述べました。
これまでは役員の多くが創業家の意向に沿った業務をしていたといい、紅麹サプリの問題を話し合う会議でも、当時社長であった小林章浩氏に配慮し異論が唱えられることはなかったということです。
紅麹サプリの健康被害を疑う症例が医師より報告されてから2ヵ月以上経って、小林製薬は自主回収を発表していました。
山根社長は、自主回収を発表した3月22日を「品質・安全の日」と定め、信頼回復に努めるとしています。