将棋の王座戦第3局で、永瀬拓矢九段と対局した藤井聡太七冠は終盤の逆転で3連勝を飾り、王座のタイトルを初防衛しました。
先に3勝した方が制する5番勝負の王座戦。藤井七冠はこれまでの2局で2連勝しタイトル防衛に王手をかけて、30日の第三戦に臨みました。
去年、藤井七冠が永瀬九段から王座を奪い、八冠独占を達成した京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で午前9時から始まった対局は後手・藤井七冠が攻め、先手・永瀬九段が受ける展開で進みました。
藤井七冠は玉に迫られる場面もありましたが、お互いに持ち時間を使い果たしたなかで迎えた終盤に、永瀬九段が見せた一瞬の隙を逃さず逆転し、王座のタイトルを初防衛しました。
藤井七冠の次の対局は今週5日、竜王戦第一局で佐々木勇気八段の挑戦を受けます。