中学生への不同意性交の罪などに問われた「グリ下の帝王」と呼ばれていた男に懲役7年の判決が言い渡されました。
無職の浦野那生被告(31)は1月、大阪・ミナミの通称「グリ下」で知り合った中学生3人にわいせつな行為をした不同意性交や、向精神薬を欲しがっていた中学生を自宅に連れ込んだ未成年者誘拐などの罪に問われています。
浦野被告は起訴内容を概ね認め、検察は「被害者に薬物の過剰摂取の癖があることや、精神が不安定なことを認識しつつ犯行に及んだ」と懲役9年などを求刑していました。
判決で大阪地裁は、「幼い被害者の性的自己決定を侵した罪は重い」と浦野被告に懲役7年と向精神薬の没収、7000円の追徴を言い渡しました。