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和解が成立した民事裁判の解決金を横領か 京都弁護士会の元弁護士を逮捕

ABCニュース 2024年11月7日 19時13分

 和解が成立した民事裁判の解決金を依頼人に渡さず横領し、発覚を免れるために和解調書のコピーを偽造したとして、京都市の元弁護士の男が京都地検に逮捕されました。

 業務上横領と有印公文書偽造・同行使の疑いで京都地検に逮捕されたのは、京都市伏見区の元弁護士、神長信行容疑者(55)です。

 関係者などによりますと、神長容疑者は、依頼人が医療法人に対し損害賠償を求めた民事裁判を担当し、去年5月に大津地裁で和解が成立しました。その後、医療法人側から神長容疑者の口座に解決金75万円が支払われましたが、神長容疑者は依頼人に引き渡さずに横領し、発覚を防ぐために支払い期限などを書き換えた和解調書のコピーを偽造して依頼人に送った疑いがもたれています。

 京都地検は神長容疑者の認否を明らかにしていません。

 神長容疑者を巡っては、京都弁護士会が先月、和解調書の内容を書き換えたコピーを依頼人に送ったとして、京都地検に刑事告発していました。

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