「永田町の民間じゃ考えられない政治、価値観、古い慣習、やり方をぶっこわしていきたいと思っています」
12日午後3時。日本維新の会の吉村洋文共同代表が会見に臨み、来月投開票が行われる党の代表選に出馬することを表明しました。
先月末、先の衆院選で議席を伸ばせずに終わったことに、吉村氏は危機感を募らせていました。
(吉村氏 先月28日)
「大阪以外は完敗の状態。他の野党は躍進する中で、維新としては大阪以外は野党の中では一人負け状態」
しかし、馬場代表の思いは対照的でした。
(馬場伸幸代表 先月27日)
「与党の過半数割れが達成されれば、我々もその一翼を担ったという自負は持ってもいいんじゃないか」
馬場代表は選挙結果に一定の自信をのぞかせていましたが、党内からはそうした声が聞かれる事はほとんどありませんでした。
(浅田均参院会長 先月30日)
「今回の選挙。私は大惨敗であると受け止めている。少なくとも大惨敗の責任を取って、代表と選対本部長ぐらいは辞意を表するべき」
そして、日本維新の会は来月1日に代表選を行うことを決定。
注目が集まっていた中、さきほど吉村共同代表が出馬表明を行いました。
一方で、党内からは「知事の公務に加えて万博関連で多忙になる。組織としてそのカードを切るのは早いと思っている」と、懸念の声も上がっています。
代表選は11月17日に告示、12月1日に投開票される予定です。