政務活動費を横領したなどとして在宅起訴された光本圭佑市議をめぐり、兵庫県の尼崎市議会が設置した百条委員会で13日、本人への証人尋問が初めて行われました。
尼崎市議会の光本圭佑市議は、2019年から2021年、当時所属していた会派の政務活動費約200万円を着服したとして、業務上横領の罪などで在宅起訴されています。
尼崎市議会は先月、起訴された内容のほか、2021年11月の会派広報誌の印刷などの委託契約と、2022年4月の政務活動費の引き出しの計約450万円分についても不可解な点があるとして、調査のための百条委員会を立ち上げていました。
2回目となった13日は光本市議本人への証人尋問があり、政務活動費の引き出しについて委員会が光本市議に対し、ウェブ通帳の写しを提示して問いただしましたが「刑事手続きや民事手続きに影響が出ることを考えて回答を差し控える」と話し、詳しい説明はありませんでした。
尼崎市議会の百条委員会は、来年1月までに調査を終了し、2月議会での結果報告を目指すとしています。