京都府は20日、毒キノコの「ツキヨタケ」を食べた夫婦が嘔吐するなどの食中毒を訴え、一時入院していたと発表しました。夫婦はすでに退院し、快方に向かっているということです。
京都府によりますと、70代の男性と60代の女性の夫婦は18日、綾部市内の山林を散策し、食用のキノコと間違えて、毒のある「ツキヨタケ」を採って帰りました。
2人は当日夜「ツキヨタケ」などを使って調理した鍋料理を食べ、食べた2時間後に嘔吐。
受診した病院や保健所が「毒キノコによる食中毒」と診断したということです。
2人は一時入院しましたが、軽症ですでに退院し、現在は快方に向かっています。
「ツキヨタケ」は夏から秋にかけて発生し、ヒラタケやシイタケなど食用のキノコと間違えやすいことから、京都府は「キノコの種類が分からなければ食べないように」と注意を呼びかけています。