京都府が来年開催される大阪・関西万博への入場料金を補助する事業への参加意向を調査したところ、府内の3割以上の学校が「参加しない予定」と回答したことが分かりました。
京都府は、来年4月に開幕する大阪・関西万博を府内の子どもが体験することを目的に、私立を含む全ての小・中学校、高校と特別支援学校を対象に、万博の入場料を全額補助する事業を準備しています。
府の万博・地域交流課がこの事業への参加意向を調査した結果、「参加する予定」が36%、「参加しない予定」が37%、「検討中」が23%という回答があったと発表しました。
学校別では、特別支援学校が「利用しない予定」と回答した割合が58%と最も高く、小・中学校、高校では「利用する予定」と「利用しない予定」いずれの回答も30%台でした。
また、地域別では丹後地域が「利用する予定」と回答した学校の割合が78%で最も高かった一方で、京都市の学校は「利用する予定」が20%に留まりました。
京都府による「万博体験支援事業」は万博会場への交通費は補助の対象外となっていて、府に対し学校側からは保護者負担の増加や移動手段の確保などの課題を指摘する声が寄せられたということです。