能登半島地震の被災者支援を目指し、各地への出張を重ねてきた石川県の「輪島朝市」が、兵庫県西宮市の関西学院大学で開かれています。
「出張輪島朝市」には、能登地方の海産物や輪島塗の漆器といった特産品を扱う18店舗が参加しました。
1月の能登半島地震で焼失した「輪島朝市」は、全国各地で開催されています。
今回は阪神淡路大震災で被災した関西学院大学が、朝市の店主らを招きました。
(関西学院・中道基夫院長)
「たくさんの人に支えられて今の神戸・阪神間があると思う。忘れないよというメッセージをぜひ伝えたい」
(事務局長・橋本三奈子さん)
「朝市のいいところは元気なかけ声なので、外に出たときに暗い顔しないで、とにかく笑って皆さんを迎えましょうって皆で言ってます」
(輪島市出身の女性)
「親が朝市でお店をしていたので、そこも倒壊して火事でなくなった、いっぱい人もきてくださってそういう姿で涙が出てくる(出張輪島朝市を)私も応援したい」
24日の輪島朝市には、9月の能登豪雨で亡くなった喜三翼音さん(14)の祖父で、輪島塗職人の誠志さんの姿もありました。
「出張輪島朝市」は関西学院大学の西宮上ケ原キャンパスで、25日も午前10時から午後3時まで開かれます。