26日午後、京都府綾部市の府道で、歩いていた高齢女性が車にはねられて対向車線に投げ出され、さらに対向車にもはねられて死亡しました。
現場に横断歩道はありませんでした。
26日午後6時ごろ、綾部市栗町北ノ前の府道で、道路を南から北に横断していた女性(83)が、東向きに走っていた乗用車にはねられました。
女性は、衝突のはずみで対向車線に投げ出され、西の方向に走ってきた軽乗用車にもはねられました。
女性は頭などを強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認されました。
女性は現場近くに住み、買い物帰りだったといいます。
現場に横断歩道はなく、警察によりますと、事故当時は暗く、雨も降っていたため、見通しはよくなかったとみられます。
乗用車を運転していた男性(71)は、「急に人が飛び出してきた」と話しているということです。
事故の影響で、現場付近の府道は、約4時間半にわたって通行止めとなりました。