大阪府四條畷市の東市長は27日、民間の求人サイトを利用して決めた自身の後継候補が、体調不良により立候補を辞退したと発表しました。
東市長は9月、任期満了に伴う市長選に立候補しないと表明し、後継候補を民間の求人サイトで公募しました。
応募総数209人の中から大阪府箕面市出身で元国連職員の篠原雄之さん(38)を後任候補に選び活動してきましたが、25日夜、篠原さんが体調不良を訴え、病院で診察を受けたところ、命に関わるような心臓の疾患がみつかりました。
東市長と篠原さんの家族で話し合った結果、活動継続は難しいと判断し、立候補の辞退に至ったということです。
東市長は27日に開いた会見で、「やむにやまれぬ思いだが、命を最優先に考えて今回の判断に至った。篠原さんの1日も早い回復を心から願います」と語りました。
また、東市長は「無投票で市のリーダーが決まるのはよくない」との考えを示し、市長選については最終選考に進んだほかの5人の中からの擁立や自身が再出馬する可能性も含め協議し、今週中をめどに一定の方向性を出したいとしています。
四條畷市長選は12月15日告示、22日投開票で、ほかに四條畷市議の渡辺裕さん(50)が出馬の意向を表明しています。