26日午後5時40分ごろ、兵庫県姫路市で5歳と3歳の男の子が、迎えに来た母親と一緒に園の門を出たところで、体長約1m20cmのイノシシに襲われました。
イノシシは3歳の男の子に体当たりし噛みついた後、助けに入った保育士や近くに逃げていた5歳の男の子、助けようとした、いとこの女の子など計5人を次々に襲ったといいます。3歳の男の子は左腕の骨を折るなどの重傷。ほかの4人は打撲などの軽傷です。
現場は近くに保育園や小学校などもある住宅街で、街灯が少ないエリアです。
イノシシを取り押さえようと“羽交い締め”にしたという保育園の職員は「暗すぎてまさかイノシシかと思わなかった。犬かと思った」と話していました。
園児たちが襲われた約10分前にも、保育園から700mほど離れた歩道で67歳の男性が襲われ軽傷を負っています。
(目撃者)「おじさんがここに倒れはって、(イノシシが)そのまま行くかと思ったら、靴をかみちぎって捨てて足を噛もうとしたんですよ。大変やと思って傘を持っていたんで傘を投げたら向こう向いて走って行った」
イノシシは園児らを襲ったあと、近くの空き地で倒れているところを発見され、捕獲されたということです。