京都大学は、大学院理学研究科に所属する助教について、学生に対するセクシュアル・ハラスメントが認められたとして、諭旨解雇処分としたと発表しました。
京都大学によりますと助教は2022年10月頃から2023年12月頃にかけ、指導していた学生1人に対して複数回にわたり身体・容姿に関する発言をしたほか、手を握ったり肩を抱いたりする行為をし、好意を示す発言もしていたということです。
ことし2月に学生から大学に相談があり、発覚しました。
大学からの聞き取りに対し助教は、行為を認めた上で、「学生を応援したり励ましたりするためだった」と述べていたということです。
京都大学は調査の結果、一連の行為が「セクシュアル・ハラスメント」に該当すると認定し、26日付で助教を懲戒解雇の次に重い、「諭旨解雇(=退職届を提出させる処分)」としました。
大学は「誠に遺憾。再発防止に努め、教職員の不適切行為に対し引き続き厳正に対処していく」としています。