「移動診療車」でオンライン診療 へき地の医療サービスとして検討 兵庫・養父市で実証実験

　兵庫県養父市で「移動診療車」を使ったオンライン診療の実証実験が始まりました。

　この取り組みは、過疎や高齢化が進むへき地での医療サービスを維持する手段を検討するため、兵庫県が主導して実施するものです。

　２７日は、高齢者が多い養父市大屋町の明延地区で、患者の自宅近くまで看護師がオンライン機器を備えた「移動診療車」で向かい、医師は診療所にいながらモニター越しに診療しました。

（利用者）「（病院に行くと）１日仕事になりますもんね」「これから本当に雪が降りますのでこうしてして頂いたら本当に助かります」

　兵庫県は来月と再来月にも別の地区で同様の取り組みを実施し、患者や医師のニーズを調査するということです。