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「福島第一原発の汚染水処理」発注装い12億円詐取か 大手ゼネコンの印鑑を偽造 会社役員の男逮捕

ABCニュース 2024年11月28日 18時33分

 東京電力福島第一原発の汚染水処理作業に関わる廃棄物運搬作業がゼネコンから発注があったように装い、下請け会社から約12億円をだまし取ったなどとして京都市の会社役員の男が大阪地検特捜部に逮捕されました。

 詐欺などの疑いで逮捕されたのは京都市下京区の会社役員・隅田繁春容疑者(64)です。

 隅田容疑者は2021年12月ごろから2023年5月にかけて、ゼネコンから東京電力第一原発の汚染水処理にかかわる廃棄物運搬事業について発注があったように装い、下請け会社3社から約12億円をだまし取った疑いなどがもたれています。

 特捜部によりますと、隅田容疑者はゼネコンの名前の入った印鑑を勝手に作成して、発注書や請求書などを偽造し下請け会社3社に提示していたといいます。

 その際、隅田容疑者は被害にあった3社に対して、ゼネコンが下請けに工事を発注する際に、自身が実質的に経営していた会社の口座を経由すればゼネコンから下請け代金を上回る支払いが受けられるかのように装ったということです。

 大阪地検特捜部は隅田容疑者の認否を明らかにしていません。

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