京都府公立大学法人は29日、京都府立医科大学附属北部医療センターに勤務する50代の看護師を入院患者の財布から現金5万円を盗んだとして懲戒解雇処分にしたと発表しました。
懲戒解雇の処分を受けたのは、京都府与謝野町の北部医療センターで主査を務めていた50代の女性看護師です。
北部医療センターによりますと9月、個室に入院していた患者から「現金がなくなっている」という内容の相談が病院に寄せられ、病室にあるカメラを確認したところ女性看護師が患者の財布から現金5万円を抜きってポケットに入れる様子が映っていたということです。
女性看護師は「誠に申し訳ございませんでした」と窃盗を認め警察に出頭し、11月に起訴猶予処分となっています。
京都府公立大学法人は28日付で女性看護師を懲戒解雇処分としていて、北部医療センターの病院長は「改めてコンプライアンスを徹底し、医療スタッフへの教育や再発防止に向けた対策を講じ、全力で信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。