高島屋は3日、大阪府堺市にある高島屋堺店の営業を2026年1月7日で終了すると発表しました。
高島屋堺店は1964年に営業を開始。1991年度に売上高300億円を突破しましたが、以降は右肩下がりとなり、2020年度からは赤字基調となっています。
2019年には食料品売り場の全面改装をしましたが、コロナの影響もあって客足が伸びなかったということです。今後も黒字化の目処がたたないことから、堺店は、建物賃貸借契約の満了日を踏まえ、再来年の1月7日をもって営業終了の判断をしたとしています。
在籍する従業員156人の雇用については、大阪店や本社への配置転換を提案する方針です。
高島屋グループでは、岐阜県唯一の百貨店だった高島屋岐阜店が、営業赤字や建物の老朽化を理由に今年7月末で営業を終了しています。
閉店の発表に、堺市は「非常に残念で寂しい思いがある。閉店後は、新しいショッピングセンターがオープンするとの発表があり、地域経済の活性化に貢献していただくことを期待している」とコメントしています。