来年で発生から30年となる阪神淡路大震災の追悼行事について実行委員会が「来年は安全に配慮した上で開催したい」と発表しました。
毎年1月17日に神戸市の東遊園地で開かれている「1.17のつどい」について市民らで作る実行委員会は、30年の節目となる来月の追悼集会には約7万人が来場すると予測しています。
例年よりも3割ほど人が増える見通しに加え、今年から開催が1月下旬に変更された「神戸ルミナリエ」の展示物が会場の一部を占有するようになったことなどから、実行委員会は10月、「雑踏対策など安全面に懸念があり、つどいの開催が困難だ」とする声明を出していました。
神戸ルミナリエ側との協議は継続中ですが、実行委員会は竹灯籠の数を2割減らすなどして来場者のスペースを確保し「安全に配慮した上で来年も開催する」ことを決めたということです。
(1.17のつどい実行委員長 藤本真一さん)
「1.17のつどいは追悼行事であり、語り継ぎの場所なんで、語らいの場所を作ることは必要なのかなと」
来場する人を分散させるため、1月17日の午前5時46分に加え、16・17日の午後5時46分にもともに黙祷を捧げる時間を設ける予定です。