「グリ下」の少年らのうち約2割が自宅以外で寝泊まりしているとのアンケート結果が公表されました。
NPO法人「D×P」は大阪・ミナミのいわゆる「グリ下」に集まる若者ら13歳から25歳の男女200人を対象にアンケートを実施し4日、結果を公表しました(7月~10月実施)。
「D×P」によりますと、「直近1ヶ月、どこで寝泊まりをしていたか」の問いに対し全体の約2割が自宅以外の友人・パートナーの家や「ネットカフェ」などと回答したということです。また、半数以上が「宿泊」場所を必要としていることも明らかにしました。
この結果を受け大阪市は、18歳以上が無料で利用できる「宿泊施設」を今月7部屋に拡充する方針を決めました。
「D×P」の今井代表は「背景には虐待や経済的な困窮など複合的な要因がある。問題の早期対応が必要だ」と話しました。