旅行者を利用した“運び屋”手口が増加 関西空港駅前で「密輸撲滅」呼びかけ

　大阪税関の職員が４日朝、関西空港駅前で旅行者などに「密輸撲滅」と書かれたティッシュなどを配り、情報提供を呼びかけました。

　近年、旅行者が海外で「知人に渡してほしい」と荷物を託され、知らずに禁止薬物や金製品を日本に持ち込んでしまう「運び屋」の手口が増えていて税関は警戒を強めています。

（大阪税関　関西空港税関支署　石川陽一署長）

「年末年始にかけて入国する人が大変増えてきますので、しっかり税関としても検査機器などを活用して取締りを実施していきたい」

　来年は大阪・関西万博の開催もあり、税関はテロ対策強化のため、税関検査への協力も呼びかけました。