女性との関係をめぐり、解決金500万円を支払って和解した大阪府岸和田市長の事実関係を調べる党の綱紀委員会が開かれました。その結果、永野耕平市長について、大阪維新の会は永野市長を離党勧告処分としたということです。また、8日までに説明責任が果たされなければ、より重い除名処分にするということです。
岸和田市の永野耕平市長は大阪府内の女性に性的関係を強要したなどとして女性に提訴され、先月、解決金500万円を支払うことなどを条件に和解が成立したと、女性の代理人弁護士が先月28日に明らかにしています。
女性は心的外傷後ストレス障害・PTSDと診断され、現在も治療を続けています。
こうした状況を受け、選挙で永野市長を公認した大阪維新の会は、当初6日に開催するといしていた綱紀委員会を急遽きょう4日に開きました。
綱紀委員会と、その後に開かれた役員会後に会見した杉江幹事長は、議論の結果、綱紀委員会として離党勧告処分が相当との決定をしたと明らかにしました。また、永野市長から説明責任が果たされない場合には、さらに重い処分になる除名にするとしています。
永野市長はきのうの取材で「党の除名処分が出れば辞職する」と発言していました。