17年前、兵庫県加古川市で女の子を殺害したなどとして逮捕された男に、刑事責任能力があるかどうかを調べるため、神戸地検が「鑑定留置」を始めました。
勝田州彦容疑者(45)は2007年、加古川市で、自宅裏に自転車を止めて玄関に向かおうとした7歳の女の子をナイフで刺し、殺害した疑いが持たれています。
また、2006年にたつの市で、当時9歳の女の子を刃物で刺して重傷を負わせた、殺人未遂の疑いでも逮捕されています。
勝田容疑者は加古川市での事件について逮捕前の警察の調べに対し、「小柄で抵抗されにくく、好みの白い服装をしている女の子を狙った」という趣旨の話をしていたことが分かっていますが、逮捕後は黙秘に転じているということです。
神戸地検は11日、勝田容疑者に刑事責任能力があるかどうかを調べる精神鑑定を実施するため、勝田容疑者を鑑定留置したと発表しました。
期間は来年3月14日までで、勝田容疑者の事件当時の精神状態などについて、詳しく調べる必要があると判断したとみられます。