和歌山県串本町にある発射場から民間のロケットが打ち上げられましたが、その後、飛行を中断し、失敗しました。
ロケットは予定通り発射されたかに見えましたが、飛行の中断が発表されると、会場からはため息がもれました。
(高橋大作記者)「今、大きな炎を上げてカイロス2号、宇宙へ飛んでいます」
18日午前11時すぎ、宇宙ベンチャー企業「スペースワン」は串本町の「スペースポート紀伊」から「カイロス2号機」を打ち上げました。
強風による2日連続の延期を経ての打ち上げに歓声があがりましたが、その後スペースワンは「ミッション達成は困難と判断し飛行を中断した」と発表しました。
(記者)「軌道には乗らなかったようです」
(見学会場の観客)「え?ありゃー」、「ショックですかなり。軌道に乗ってほしかったっていうのが一番だったので打ち上げよりかは」
ロケットの1段目、2段目の切り離しは実施されたとみられますが、スペースワンは「原因などについては確認中」としています。