2011年の福島第1原発事故で、京都に避難した住民ら160人あまりが、国と東京電力に損害賠償を求めた訴訟の2審判決で、大阪高裁は1審判決を取り消し、国への責任を認めませんでした。
1審の京都地裁は国の責任を認めていましたが、大阪高裁は「地震は想定よりもはるかに大きく、原発事故を防ぐための措置を義務づけたとしても、原発敷地内への海水の浸入は避けられなかった可能性が高い」と判断し、東電に対してのみあわせて1億1200万円あまりの賠償を命じました。
住民側は、判決は不当として最高裁に上告する方針です
ABCニュース 2024年12月18日 19時7分
2011年の福島第1原発事故で、京都に避難した住民ら160人あまりが、国と東京電力に損害賠償を求めた訴訟の2審判決で、大阪高裁は1審判決を取り消し、国への責任を認めませんでした。
1審の京都地裁は国の責任を認めていましたが、大阪高裁は「地震は想定よりもはるかに大きく、原発事故を防ぐための措置を義務づけたとしても、原発敷地内への海水の浸入は避けられなかった可能性が高い」と判断し、東電に対してのみあわせて1億1200万円あまりの賠償を命じました。
住民側は、判決は不当として最高裁に上告する方針です