事故を起こした際のドライブレコーダーに映っている信号機の映像を改ざんし、保険会社から保険金をだまし取ろうとした疑いで会社役員の男が逮捕されました。
詐欺未遂の疑いで逮捕された兵庫県伊丹市の会社役員、猪熊祐斗容疑者（２４）は去年１１月、大阪市住之江区の交差点で、前を走っていた乗用車に軽自動車で後ろから追突する事故を起こしました。
その後、自身の車のドライブレコーダーに映像を改ざんして保険会社に提出し、車の修理費用などの保険金をだまし取ろうとした疑いがもたれています。
警察によりますと、猪熊容疑者は黄色信号になり停車した前の車に追突した状況を隠そうと、信号が青だったように映像を改ざんし、自身の過失が少ないように見せようとしたということです。
警察の調べに対し、猪熊容疑者は「ドライブレコーダーの映像を改ざんしたことは間違いないが、当時、保険会社から保険金をだまし取るつもりは全くありませんでした」と容疑を否認しています。
警察は猪熊容疑者が映像を改ざんして、相手に支払う保険金を少しでも安く済ませようとしていたとみて捜査を進めています。