4年前、大阪市で男性が刃物で切り付けられた殺人未遂事件で、警察はタイで拘束されていた男を日本に移送し、逮捕しました。
星山辰仁(36)容疑者は2020年9月、大阪市淀川区の路上で、男性(当時57)の顔をカッターナイフで複数回切りつけて殺害しようとした疑いがもたれています。
警察によりますと、事件前、星山容疑者が乗った自転車と男性が運転する車がすれ違い、星山容疑者が男性を追いかけてきて車のドアを開けさせ、突然、顔を切り付けたということです。
男性は全治7日間のケガをしました。
星山容疑者は事件翌日にフランスへ出国し、警察は星山容疑者の逮捕状を取って行方を追っていました。
星山容疑者はその後、タイで別の事件を起こして身柄を拘束され、20日に日本に移送されました。
調べに対し、星山容疑者は「カッターナイフで相手の顔面を複数回切りつけたことに間違いないが、殺意はなかった」と容疑を一部否認しているということです。
星山容疑者と被害者に面識はないとみられていて、警察は動機などを詳しく調べる方針です。