自民党大阪府連は22日に大会を開き、新府連会長に青山繁晴・参議院議員(72)を選出しました。府連所属ではなかった議員が会長に就任するのは、異例のことです。
自民党は、10月に実施された衆議院選挙で大阪府内19の小選挙区のうち15区で候補者を擁立しましたが、その全員が日本維新の会の候補者に敗北。
島田智明氏1人のみが、比例復活しました。
22日に開かれた自民府連大会では、「惨敗」の責任を取る形で、自身も落選した谷川とむ・前衆議院議員が会長を辞職。
新会長には、2016年に参議院の比例代表で初当選し、現在2期目の青山繁晴氏が選出されました。
自民府連所属の国会議員は島田・衆議院議員(当選1回)のほかに、太田房江・参議院議員、松川るい・参議院議員(いずれも当選2回)の3人のみとなっていて、テレビコメンテーターなどを務めた経歴があり、より発信力と知名度のある青山氏を会長に置き、党勢を立て直したい狙いがあります。
青山氏は自民府連に所属していませんでしたが、会長就任の打診を受け12月、府連所属の議員となりました。
会長は地元の国会議員から選出することが慣例だったため、府連外の議員が選出されることは異例です。
青山氏は新会長に選出された後、議員や党員らの前で「次の参議院選挙、衆議院選挙で必ず議席を増やす。本来の自由民主党の姿に戻していきたい」と意気込みを述べました。