商売繁盛を願う十日えびすを前に和歌山市内の製菓店で、縁起物の豪華な「のし飴」づくりが進んでいます。
紅白の「のし飴」は和歌山のえべっさんに欠かせません。
和歌山市本町にある「うみの製菓」では、大正時代から受け継がれた製法で手作りしています。
砂糖を煮詰めて作った水飴を一度冷やし、機械で空気を入れて練り上げます。
白くなったところに赤い飴を貼りつけ、ねじりながら転がし伸ばしていき「の」と「し」の文字をつくりお面や小判などと一緒に板に張り付けていきます。
うみの製菓では、原料は高騰していますが景気の回復を祈って値段は据え置き、小さい飴は200円からで、飾りが付いた豪華な3万円のものもあるということです。