京都府内で先月29日までの1週間に報告されたインフルエンザの感染者数が、過去最多を更新しました。
京都府などは、インフルエンザの感染動向を把握するため、定点医療機関に選んだ125の医療機関から感染者数の報告を受けています。
府などによりますと、このうち先月23日から29日までの1週間では、1医療機関あたりの平均感染者数が54・88人となり、現在の集計方法となった1999年以降で最も多くなりました。これまでの最多は、コロナ禍前の2019年の51・21人でした。
先月29日までの1週間では、府内の42の学校で学級閉鎖がありました。感染拡大の要因としては、コロナ禍で流行が沈静化し、集団免疫が低下したことなどが考えられるということです。
府などは、学校の新学期が始まり、集団での行動が増えることで今後、感染がより拡大する恐れがあるとして
・石けんによる手洗い
・外出時のマスクの着用
・十分な休養と栄養をとる
など、感染対策を徹底するよう呼びかけています。