兵庫県の斎藤知事は8日、今年最初の定例会見を開き、元県民局長の「私的な情報」がネット上に漏えいしたとされる問題について、調査のため第三者委員会を設置したことを明らかにしました。
この情報漏洩をめぐっては、去年11月の県知事選に立候補した立花孝志氏が、斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発した元県民局長の公用パソコンにあったとする私的な情報を、自身のSNSで公開していました。
斎藤知事は8日の定例記者会見で、この情報漏洩について調査する「第三者委員会」を7日付で設置したことを明らかにしました。
第三者委員会では、立花氏が公開した情報が県が保有しているものと同じかどうかや、情報の漏洩が公益通報にあたるかなどを調査するとしていて、今年度末までに報告を受けたいということです。
公開されている情報の削除要請や、警察への報告については第三者委員会の報告を受けてから考えたいとしています。
一方、斎藤知事は立花氏がSNSで公開し、ネット上に拡散された「私的な情報」について、現在も「見ていない」とし、「第三者委員会で調査してもらえればいい」と話しました。