奈良県によりますと、奈良公園ではシカが誤ってゴミを食べてしまうため、1980年代からゴミ箱を設置していません。
しかし近年の観光客の増加でゴミのポイ捨てが目立つようになり、さらにシカがゴミを食べてしまう問題が指摘されています。
そこで県は10日から、奈良公園の前にあるバスターミナルにゴミ箱を設置する実証実験を始めました。
インターネットに接続され、ゴミの量や種類が離れたところからも分かるスマートゴミ箱です。
ゴミ箱は高さが1メートル以上で、シカが届かない設計です。
また、ゴミがあふれないよう容量も大きく、フタで密閉され、シカの誤食を防ぎます。
ゴミ箱は1カ月ほど設置される予定です。