京都の三十三間堂では、20歳を迎えた若者たちが弓の腕前を競う、新春恒例の「大的全国大会」が開かれています。
大会には全国から20歳を迎えた約1600人の若者が参加し、華やかな振袖やはかま姿で60メートル先にある直径1メートルの的に向けて矢を放ち、腕前を競います。
江戸時代に、武士たちが三十三間堂の軒下を射通す矢の数を競ったことが由来とされています。
(参加者)
「これから身を引き締めて、自分で未来を切り開いていくぞという気持ちで、(弓を)引かせてもらった」
「いろんなことに挑戦していける年になったらと」
参加者たちは、20歳の決意を新たに力強く矢を放っていました。