阪神淡路大震災30年を前に、兵庫県警のベテラン警察官が若手警察官に経験を伝える研修が実施されています。
研修には去年警察官になったばかりの「初任科生」およそ100人が参加しています。
講師の松田友也警部(50)は震災直前の1994年10月採用で、震災当日は遺体安置所になった警察学校で遺体を運ぶ業務に従事しました。
(松田友也警部(50))「男の子とお母さんのご遺体が来たんですよ。お父さんが私の腕をつかんで『家族をどこへやるんやと』泣き崩れはるんですよね」
兵庫県警では阪神大震災後に採用された警察官がおよそ8割となり教訓の伝承が課題になっています。