JR西日本は、4月に開幕する大阪・関西万博の混雑緩和のため、大阪駅と新大阪駅でコインロッカーを増設するなどします。
両駅で受け入れられる手荷物の数は現在の約4000個から一時的に約7000個まで拡大します。
両駅では4月までにコインロッカーの増設や手荷物一時預かり所のスペースを拡張するほか、大阪駅では「うめきた地下口」に臨時の一時預かり所を設置するということです。
これにより万博期間中は大阪駅は約1600個分、新大阪駅は約1400個分、受け入れられる手荷物の数が増えます。
一時預かりの料金は現在は手荷物のサイズによって800円と1000円で分けられていますが、4月1日から10月31日までの期間は、窓口でのスムーズな対応と、分かりやすい料金設定を考慮し、一律1個1000円となります。
両駅での手荷物の受け入れは、今も繁忙期になると数が不足することがあるといい、今回の増設分の一部は万博閉幕後も残すということです。
万博会場に持ち込まれる手荷物が減ることで、会場の混雑緩和が期待されています。
万博会場では、200個ほどの荷物預かりサービスを予定していますが、その値段が1つ1万円ということで、周辺のコインロッカーの需要が見込まれています。