兵庫県尼崎市の特別養護老人ホームで、入所する89歳の女性に顔を殴るなどの暴行を加えてけがをさせたとして、68歳の元職員の男が逮捕されました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、尼崎市に住む無職の谷口義之容疑者(68)です。
警察によりますと谷口容疑者は去年2月、当時介護士として働いていた尼崎市内の特別養護老人ホームで、夜勤中に、入所していた89歳の女性に手で顔を複数回殴るなどの暴行を加え、顔面打撲などのけがをさせた疑いが持たれています。
警察によりますと、その日の朝、別の介護職員が、女性がけがをしているのに気づき、事態が発覚しました。
女性の家族は、去年4月に警察に被害届を提出したということです。
警察の調べに対し谷口容疑者は、「(女性が)介助拒否して抵抗されたので、振り払いました。(けがをさせたことは、間違いありません)」と、容疑を否認しているということです。