殺傷能力のあるペンシル型の拳銃を所持していたとして、神戸市の会社役員の男が逮捕されました。男の自宅からは他にも自ら「対戦車砲」と呼ぶ空気銃などが押収されました。
銃刀法違反の疑いで逮捕されたのは、神戸市中央区の会社役員・矢内秀和容疑者(54)です。
警察によりますと、矢内容疑者は去年9月、自宅で全長約18センチの殺傷能力のある「ペンシル型拳銃」を所持した疑いが持たれています。
去年8月に情報提供があり、自宅からは他にも自ら「対戦車砲」や「ミニ大砲」と呼ぶ、計90点の自作の空気銃などが押収されたということです。
警察が鑑定した結果、うち14点について殺傷能力を備えていることが分かりました。
自宅からは火薬や弾丸とみられるものも見つかっています。
矢内容疑者は容疑を認めた上で「こんなことになるなら捨てておけばよかった」と話しているということです。
警察は今後、武器等製造法違反の疑いも視野に入れて捜査を進めることとしています。