任天堂のゲーム機「ニンテンドースイッチ」を、海賊版ソフトで遊べるように改造し販売したとして、高知県警は商標法違反の疑いで58歳の男を逮捕しました。
逮捕された茨城県龍ケ崎市の運送業、乙部文裕容疑者(58)は、中古で購入した「スイッチ」の基盤をはんだごてで加工した上で、フリマアプリを通じて2万8000円で販売し、任天堂の商標権を侵害した疑いが持たれています。
正規品の「スイッチ」は、海賊版のゲームソフトを読み取れないようになっていますが、警察によりますと、乙部容疑者は基盤にチップを組み込み、海賊版でも遊べるように改造して、27種類のソフトをダウンロードしたSDカードとセットで販売していたといいます。
警察に対し、乙部容疑者は「販売したことに間違いありません。違法性も認識しています」と容疑を認め、「改造機を販売すれば、どのくらい反響があるか知りたかった」と供述しているということです。