大阪・関西万博の前売りチケットの販売数が目標の半分程度にとどまっていることについて、BIE(=博覧会国際事務局)のケルケンツェス局長は16日、「開幕が迫ってくるほど売れるので、大きな心配は無い」と話しました。
15日・16日の二日間、兵庫県・姫路市で万博の開幕前、最後となる「国際参加者会議」が開かれ、約160の国や地域から600人以上が参加し、パビリオンの運営や会期中のイベントなど、具体的な運用方法について確認しました。
また参加国からはチケットの販売状況について、「売れていない」「購入方法が複雑」など懸念の声も上がっていますが、BIEのケルケンツェス事務局長は、16日の会見で、「開幕が迫ってくるほど売れるので、大きな心配は無い。現時点で750万枚売れていて、それで十分だ」と自信を見せました。
一方、「チケット販売方法の簡素化も考えたい」との意向も示しましたが、これに対し万博協会の石毛事務総長は「(チケット販売システムの)大規模な改修は難しい。来場者がアクセスした時に手間なく購入サイトにとべるように改善していきたい」と述べるにとどまりました。